あ行とか行だけで50%に達した。隔たりを感じるが、青とか赤とか川とか海とかは強い。
サカツラガン 酒面雁
頬がうっすらと 褐色。酔っ払っているみたいなので。
雁(ガン)とよむならば、鳴き声から。クワァーン
雁(かり)と読むならばか、かへり(帰り)渡り鳥の生態から。
平安時代の雁信という故事も由来の一つとされるが、どう考えても故事のほうが後。
同科のカリガネは家紋になっている。柴田勝家の丸に二つ雁金など。
サシバ 差羽 刺羽
定説はない。
筆者は岩波の古語辞典を参考に
(さし)一方向に直線に移動する、また様子。
これにヒントを得て、バは鳥を表す言葉として語尾についたと解釈している。
目指すのは越冬地らしい。
狩りの様子ではなかったのか。
ちなみに夏鳥。
サメビタキ 鮫鶲
頭から背中にかけて鮫色。
サメの皮は古くから、刀の柄の滑り止め などに使われていたそうだ。
サルハマシギ 猿浜鷸
夏羽は 頭 、胸 、腹 が赤褐色。他はハマシギに似ているので、サルハマシギ。
サンカノゴイ 山家五位
人里離れた山の方にいるゴイサギみたいなやつ。
サンコウチョウ 三光鳥
鳴き声から。つき、ひ、ほし、ほいほいほい。となく。
私も何度か聞いたことはあるが、姿は見たことがない。
オス長い尾羽は夏が過ぎると抜けるんじゃなかったかな。
サンショウクイ 山椒喰
鳴き声。ひりりりり。山椒を食べて口がヒリヒリするよ言っているみたいなのだそうだ。
さすがに飛躍しすぎと思わんこともない。
シジュウカラ 四十雀
鳴き声がシジュウと聞こえることから。
そうかなぁ。ツーピータイプではないだろうし、ジュジュジュタイプの方かとおもう。始終ジュジュジュと鳴いていると言うのは私個人の思いつき。
シノリガモ 晨鴨
晨(しのり)とは朝焼けや夕焼けの空を指す言葉。
オスの黎明の空を 思わせる体色と白い斑が由来。
シマアジ 縞味
まず、巴鴨が古くは味鴨と呼ばれていた。美味しかったのでしょうね。
羽衣に、縞のあるこいつも美味しかったのでしょう。縞のある味鴨。
シマフクロウ 島梟
この島は、地域の限定の島。
このへんはうちらのしま
シメ 鴲 比女
鳴き声。シーと鳴く鳥(メ)。
ジュウイチ 十一 慈悲心鳥
杜鵑。
鳴き声。ジュイチと鳴く。ジヒシンとも鳴く。
ジョウビタキ 尉鶲
シルバーヘアの翁(尉)みたいなヒタキ。尉は見た目。鶲は鳴き声。
スズメ 雀
スズは鳴き声から。メは鳥、その群れを表す。すずめ。
セイタカシギ 丈高鷸
背丈が高いシギ。
セグロセキレイ 背黒鶺鴒
見た目。
セッカ 雪加
由来となる文献はない。
営巣に蜘蛛の糸と千萱(チガヤ)の穂を使う。それが雪を加えているように見えたか。総筆者は言っている。
センダイムシクイ 仙台虫喰
虫を食べるから。
鳴き声が、ちぃよ。千代と聞きなし、さらに変換。仙台に。
チヨムシクイの時代もあったらしい。
千代と書いてせんだいと読むのは、歌舞伎の演目「伽羅千代萩」(めいぼくせんだいはぎ)。ここからせんだいと読むようになったとされる。伽羅と書いてめいぼくと読ませるのもどうかと思う。
ちなみ、伽羅先代萩は伊達家の御家騒動の物語であるので、それも連想される。
ダイシャクシギ 大杓鷸
長い下向きに反った嘴の大きいシギ。その嘴を柄杓の柄に例えた。
ダイゼン 大膳
大膳職(だいぜんしき)という、昔の宮内庁にあった 食前や 宴会などを取り仕切る役職の名前から。
美味しい鳥 なんでしょうね。大膳職の定番であった。
昔は大膳鷸と呼ばれたらしいが、シギ科ではなくチドリ科とわかったので、シギの部分がなくなった。
タカ 鷹
高く飛ぶことと猛き鳥であることから。
定説はない。
タシギ 田鴫
田んぼによくいるから。
タマシギ 玉鷸
翼の上面に円形の斑があるから。
作者は目の周りの白斑が勾玉のようであるからとも主張する。平安以前の時代からであれば、私も指示したいと思う説である。
タンチョウ 丹頂
丹は赤、朱。頭の頂部が赤いから。
チュウヒ 沢鵟
鵟はノスリを指す漢字。沢や沼沢にいるノスリの意。
チュウヒの宙飛からきている説あり。空
高く飛ぶことか、宙返りすることか。
生態としては割と低空飛行。ノスリと逆ではとも言われる。
ノスリも狩りの時は低空を飛ぶし、チュウヒも繁殖期など上空を飛ぶ。
個人の意見として、チュウヒは飛翔時の翼が特徴的なので、そっちが印象的だったのかもね、と予想。
チョウゲンボウ 長元坊
諸説あり。
トンボをゲンゲンボーと呼ぶ地域がある。飛ぶ姿がトンボに似ている。鳥のゲンゲンボーだから 。
長元というお坊さんに由来する。チョウゲンボウの頭は 青く、剃り上げた坊主のようではある。
長元さんの伝説
飢饉に苦しむある村に長元という お坊さんがやってきた。
村の惨状を見るや 、山にこもり飲まず食わずで祈祷を続けた。
村人からの施しも一切受け取らず、祈祷したまま息絶えた。
すると 飢饉は収まり、村人は喜んだ。
その時空を見上げると、ある鳥が空を旋回していた。村人たちは、感謝の意を込めその鳥を長元坊と名付けた。
あきらかに屍肉を狙っている気もしますが。
ツグミ 鶇
音読みはトウ。
噤むからツグミ。
大言海によると、夏至の後、声がなければ云う馬鳥、とある。
夏になると黙ってしまう(いなくなる)鳥ということ。
冬鳥だものね。
ツツドリ 筒鳥
杜鵑。
鳴き声。筒状のものを手のひらで叩いた時の音、ぽぽぽ、に似ている。
作者はこの説明の後に、鳴き声がツツ⋯と聞こえるからと書き足しているが、諸説ということか。筒への連想が弱いと思ったのか。
ツバメ 燕
古語つばくらめ。
諸説。
鳴き声ツバに、小鳥を表すクラ、鳥を表すメ、あわせてツバクラメ。
見た目。光沢黒女(つやくろめ)
生態。土喰黒女(つちはみくろめ)
などの説がある。
鳴き声説は説得力が弱い気もするが、最近はシュバシュバいうアヒルもおりますし、その様に聞こえても不思議はない、とも思う。
ツミ 雀鷹
和名抄に「須須美多加、あるいは豆美。よく雀を捕らえて、引っさげている鷹」とある。
ススミタカ→ツミタカ→ツミ
豆美(ツミ)
読みはツミ。豆は小さいことを表し、美は上の文字をあきらかな状態と表す接尾語。あきらかに小さいタカということか。略される前に暫くはツミタカ期間があったのではと思う。
トウゾクカモメ 盗賊鴎
海鳥類を追い回し、餌を吐き出させ奪うさまから。
トウネン 当年
当年生まれと思うほど小さいことから。
トキ 鴇 朱鷺
定かではない。
古くは桃花鳥(つき)。とうかちょう。
古事記にて、衝田岡つきたのおかの表記が、後に桃花鳥田岡と記載されている。そこに朱鷺がたくさんきたので、ダイナミックな当て字をしてツキと読むようになり、そこからトキに変化した可能性が示唆されている。地名由来。
ちなみにトキの羽は、朱の入った薄い桃色。真っ白ではない。
トビ 鳶
翡翠の古名ソヒ。
白鳥の古名ククヒ。
ヒとは鳥を表す。
飛ぶヒでトビ(土比)。
飛ぶというのは、グライダー旋回で長時間滑空していた様子を捉えたのかもね。
トモエガモ 巴鴨
顔の模様から。
トラツグミ 虎鶇
虎のような模様があるから。
古名でヌエとも呼ばれる。鳴き声がキモいから。こちらの由来は不明。
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