吉見観音 八丁湖 黒山横穴群 そして鴨




 吉見百穴から急遽スタートした吉見観光スタンプラリー。別に通年開催されているようで急ぐこともないのですが、今の私の状況にフィットしており、面白そうでしたのでそれにそって本日の道行きを決定します。
 百穴から数えて2つ目になるスポットは吉見観音(安楽寺)。真言宗の寺院です。スタンプが設置してあるのは寺務所。まずはそちらにお邪魔し、うなる事務作業中のところをお邪魔して、七色の自転車お守りをわけていただきます。脇においてあったスタンプをちょちょっと押して、お参りと境内の散策。厳かです。



 吉見観音は高台の上にあり、真っ直ぐな参道と思しき坂道が続いています。その途中に、1軒の茶店が存在し、参拝客がチラホラとよっておられます。「厄除け団子 どびんや」さん。ちょうどここもスタンプラリー協賛の飲食店になっており、私もここで軽い補給をいただきましょう。
 お饂飩、ぜんざい、パフェなど、どのメニューも魅力的です。私は甘酒と唐辛子味噌のおにぎりをチョイス。更に海苔団子を追加です。せっかくの好天、外の縁台でいただきます。
 甘酒も海苔団子もとてもおいしくいただきました。そして、唐辛子味噌󠄀おにぎりが絶品。甘く風味の強い味噌に辛子がピリリと利いて食欲をそそります。それがまた、たっぷりと塗ってあるのです。ごはんがお代わりできますよ。
 おいしい食事に舌鼓を打ちつつ、今後のルートを考えます。至福の時間です。スタンプラリーの残りは吉見町役場と道の駅よしみの2か所。そんなに時間がかかる場所でもありません。ので、すぐ近くの八丁湖とポンポン山に足を延ばすことにします。ここから八丁湖までは数百mですし、おいしい食事で元気も出ました。




 八丁湖には本当にあっという間に到着。ふと湖面を眺めていると、白い水鳥がぷかぷか浮いています。なんでしょう、ユリカモメっぽくはないけれど…。双眼鏡を取り出しのぞいてみますと、なんとミコアイサのオスでした。初見。メスも2羽います。来てみてよかった。もしかしてご利益?テンション爆上げで観察にいそしみます。
 ほかには、ホシハジロのメスが2羽、キンクロハジロのメスが1羽。マガモは十数羽。カイツブリ3羽。あとはカワウとアオサギ。
 私がよくいく場所ではホシハジロはオスばかりがいます。ホシハジロはオスとメスの分布の地域差が大きいらしく私はほぼオスにあたるので、メスに出会うとちょっとレア感があってうれしいのです。今日は、それよりもミコアイサのオスがSSRでしたね。




 存分に鴨観察を楽しんだ後は、八丁湖の遊歩道を紅葉のきれいな小屋のところから、山のほうに入ります。その先に黒岩横穴群という、吉見百穴と似た横穴墳墓群があります。未調査らしいのですが、吉見百穴より数が多く、保存状態も良いらしいという。特に禁止区域もなく近くで見学できるようなのですが、草ぼうぼう。近づけませんね。横穴も見えない。ですが、この秘境感、嫌いではありません。
 そのまま八丁湖野鳥の森を道なりに突き抜けます。左右を森に囲まれた気持ちの良い散歩道です。森から出て、また少し北にあるというポンポン山を目指します。
 以前に案内板を頼りに探してはみたのですが、どうにもどこだか分らなかった因縁の場所でもあります。今回はナビ付です。余裕です。
 と、たどり着いたのは高負彦根神社。面白い字を当てていますね。この神社の裏がポンポン山公園ということらしいです。神社の側から行くとちょっとした広場という印象になりますが、反対側に降りて振り返ると丘陵の端が崖線のように切り立って壮観です。あたりはまっ平らな平野の田畑、ポンポン山の壁がいきなり現れた感じに見えます。ポムっとしたプリンとの関連はなさそうです。
 関西のほうにある京都は西京区のポンポン山は足音、もしくは四股を踏んだ時にぽんぽんと音がしたからというのが由来であるというお話があるそうですが、こちらはどんな由来があるのでしょう。





 さて、ポンポン山からググっと南に進路をとって吉見町役場に行きます。これでスタンプは4/5。あと1個、吉見の道の駅は町役場のすぐ近く。
 道の駅のスタンプは物産館の中ということなので、苺どら焼きと味噌落雁を購入してスタンプを探しますが、見当たらない。店員さんに聞いてみると、レジの奥。今回のスタンプラリーを通じて、スタンプは大体入り口付近に置いているはずという、私の思い込みは完全に否定される結果となりました。入口付近にあることが多かったのだけどねぇ。
 さてこれにてスタンプは5/5。任務は完了。帰りましょう。




 帰りは荒川の右岸に向かって走り、その後そのまま順下していきます。途中、やたらとトビが私の周りを飛び回って、なんだか絡まれているような気分です。が、ちょっと嬉しくもあります。
 ずっとずっと走って太郎右衛門橋の下、河川敷の畑を通りすがったところ見慣れたハクセキレイのほかに見慣れぬ何かが飛び立ちます。飛翔した時の翼がかぎ型でシギチのたぐいだとは思われますが…ちょっと遠い。やや逆光の中、双眼鏡をフル倍率で頑張ってどうやらタゲリだと判断します。図鑑で調べると第一回の冬羽っぽいですね。例年、お正月にホンダエアポートでタゲリを見るのが私の中の恒例行事となっておりましたが、今シーズンはもう見ちゃったな。やったぜ。
 しばらく、観察しましたが農作業の邪魔になってもいけません、先へ進みます。進んだ、すぐ先のホンダエアポートにもタゲリがいました。こちらはこちらで観察します。先ほどより距離が近く、逆光でもない、とてもくみし易い状況です。僥倖。


 帰りは、木枯らしを背中に受けて追い風でずんずんと大変気持ちよく走れます。今日は印象的な鳥にも出会ったし、美味しいものも食べたし、いい日でした。





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