秋の伊佐沼

 そこそこ早起きした休日、朝ご飯だなんだとしていましたらやっぱり昼近くになってしまいました。
 どうしましょう。そうだ、伊佐沼に行きましょう。シギチや鴨がいるかも知れません。あれなら、ランもありですし。お昼に直売所のおにぎりをいただくのもいいですね。

 到着して自転車を停め、沼を一周ぐるりと散歩します。農繁期の終わった伊佐沼はぐっと水位を下げ、ところどころ湖底が露出しています。程よく涼しい風が吹き、空は秋らしい薄い空色で清々しくあります。
 いつものダイサギ、コサギ、アオサギ、カワウ、そして今日はもうすでに渡ってきたカモがちらほら見受けられます。コガモとヒドリガモですね。見慣れた冬羽ではなく、エクリプスであるところがポイントが高い。カモのエクリプスは基本茶色の迷彩のようで、種の判別がしづらいですが、日本ではなかなかこの時期にしか見れないものです。ので、興味深く観察します。ヒドリガモはうっすら分かるんですよ。なんというか頭の模様が薄っすらとすらと透けているので。今年も、たくさんのカモが飛来して、たくさん出会えることを期待しています。
 更に歩くと、セイタカシギが数羽。隣に2羽ほど中ぐらいのシギがいます。ちょっと距離があるしなんだかわかりません。イソシギのようなちょっと違うような…。ちょうど私の後ろで望遠のカメラを構えたバーダーさんがおりまして、じゃまにならないよう隣に移りあのシギは何者か訪ねてみますと、アオアシシギであろうとのこと。明確です。心のなかで博士と呼びます。照れ隠しにシギチの判別は苦手であると言い訳をして、お礼を2度述べてそのポイントを後にします。たしかに羽の切れ込みも曖昧だし、葛西臨海公園で見たそれと同じに見えました。なるほど、私はまだまだですし、やっぱり博士はすごいと感服します。
 対岸まで歩くと、カルガモ、コガモ、スズメとハクセキレイあとは田んぼの方からも図の高鳴きが聞こえます。
 あまりに楽しく気持ちが良いので、もう一周。今度は南側でコチドリがテケテケしています。かわいい。まだ若い個体で、胸のラインが太くこげ茶色。思った以上に近くまで来てくれたおかげで、黄色いアイリングまでしっかりと確認できました。コチドリはシロチドリよりもキリッとした顔をしている。どちらかというとシロチドリのほうがペタッとしたファニーな顔つきをしている印象かな。
 
 産直付近まで戻り、散策は終了。残念ながらおにぎりは売り切れた模様で、ぱっと目についた枝豆パンと甘酒を今日の昼ご飯とします。
 湖畔に腰掛けて沼を眺めながらいただきます。北側はほぼ水が抜けて湿地の様相です。
 なんだか違和感があって目を凝らすと、
コチドリよりも一回り小さい何かがぴょこぴょこしています。トウネンです。いや、トウネンにしても小さくないかと思われます。ちょうど飛来したコチドリと比べてもスケール感が違う。遠近法?

 今はカモとシギチに同時に出会えるいい季節です。ホクホクとした気分で帰途につきます。
 いつもとは違う品揃えを求めて、普段はいかないドラッグストアに遠回りをしますがいつもと変わりませんでした。

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